宅建士と資格名称が「士業」の仲間入りをした不動産業界。少しは地位が向上し、信用度も高まったのでしょうか。
同じ士業とは言え、弁護士や会計士は別にしても、代書屋業の行政書士や司法書士までが「先生」と呼ばれるのに、不動産業の「宅建士」はつよぞ「先生」などと呼ばれたことはありません。不動産業者ならまだいいほうで、「不動産屋」と呼ばれます。もっとも、「先生」などと呼ばれたくもありませんが・・・。

悲しいかな、まだまだ胡散臭い商いNO.1と言ったところです。「なんか、騙されるんじゃないか?」という偏見の眼差しで見られているのが、よくわかる場面に出くわすことも多々あります。不動産業の先輩たちはよほど悪いことをしたんだろうなぁなんてうらみ節も聞こえそうです。

さてさて、私は公益社団法人の山形県宅地建物協会の役員、つまりは不動産業系の公職にも就いています。
2ヶ月に一度の割合で、県内の役員25名程度が一堂に会して会議をします。みんな車で来ますから、駐車場はすし詰め状態です。県協会の役員と言えば、各地域の有名どころの不動産会社の社長さんが沢山います。

そこに参集する車が凄いんです。
高級外車のオンパレード、展示会並です。しかも黒系が多い。一歩間違えたら「反社会的勢力の会合」にも間違えられるのではないかとも思われます。
たぶん、自家用とは言え、税務上は会社名義の車なのでしょう。車に興味がなく、車は移動手段、動けばOKという私などにとっては「凄いなあ~!!」の一言です。機会があれば、ああいうの、こういうの乗ってみたいなぁとも思いはします。

車の車種やメーカーは好き好きですから、それをどうのこうの言うつもりは毛頭ありませんが、お客様とお会いする場に、この車で行っているとすれば、「宅建業者(不動産屋)の常識は一般社会の非常識」と言わざるを得ません。
ただでさえ、胡散臭い商売と見られているのに、それを助長するように黒塗りの高級外車で乗り付けると言うのはいかがなものかと言うことです。

営業用に軽や普通乗用車に乗り換えて行ってるというのであれば、何も危惧するところではありませんが・・・・。
私は、現場や土地探しに自分の車で行き来し、もちろんメンテナンスでお客様のところにもその車で伺いますが、どこにでもある13年落ちのホンダ車です。ラゲージスペースに道具一式は積めるし、後部座席を倒せば、何でも積める。それを戻せばお客様も同乗させられる。便利極まりないです。

一度、その車で行き、お客様と現場打ち合わせをしたことがあります。
お客様は軽とは言え、いい車に乗られてました。そのお客様が一言。「これ、社長さんの車ですか?」「すいません、車には無頓着なもので・・・」と私。そしたら「不動産屋や建築屋の社長さんなんて、強面でロレックはめて、高級外車乗り回しているのかと思ってました。何か超親しみを感じるんですけど・・・」と言われ、大笑いしたのを覚えてます。

人は見かけによらないものとは言いますが、それは人はじっくり会って話してみないとその真価が読み取れないという意味です。しかしながら、高級外車がいくらぐらいするのか、その原資はどこから出ているのかぐらいは、若いお客様にだって一目瞭然です。それぐらい、乗ってる車は無意識にアピールしてしまうと言うことです。

かの高倉健さんは、車のCM出演を依頼され、撮影現場に行くときは、高級な車を有しているにもかかわらず、新車を買ってでも、同社の大衆クラスの車で行ったと聞きました。そのスポンサーの担当者は「健さんは、細やかに気の利く方ですね」。万事がこういうことなのでしょうね。
なんだか今日は、高級外車に乗れない「ひがみ」っぽいお話になってしまいました(笑)
とは言え、うちの家内は、プリウスの最新型新車に乗っています・・・。何年かすると、このプリウス、家内のお下がりで私に回って来るんだろうなぁ。(笑)






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