練習船「海王丸」です。
将来、船員を目指す若者たちを訓練するための練習帆船です。
高性能エンジン全盛のこの時代に帆を操る練習船なんて・・・。と思うかもしれませんね。
実際、ここで学んだ帆走技術は、卒業してプロの船乗りになっても二度と使わない技術です。
しかしながら、大自然を相手にチームワークよく大型帆船を動かし、大海原を渡るという経験は、船員を目指す若者たちにとって、きっと将来の糧になると思います。

私は、子供の頃から船乗りになるものだと自分でもそう言い聞かせ、海洋少年団に所属し、中学を出たら新潟の旧村上海員学校か高校を出て富山高等商船専門学校、はたまた東京商船大学航海科へ進学しようとずっと進路を定めていました。
それもこれも、この大型帆船で練習遠洋航海に出て、太平洋を渡りたかったからです。

ところが、私の頭脳は理系ではなく文系で、大学も文系に進みました。
それでも外洋帆走を諦め切れず、大学の体育会ヨット部に籍をおき、卒業後は外洋レース艇に乗り、海外のレースにも遠征しました。

しかしながら、やはりヨットと練習帆船では意味合いが異なります。ずっと夢が叶わずに忘れかけていました。
私もいよいよ今年で還暦。つまりは人生のゼロリセットとの年です。でも、何か忘れ物をしているような気がしてなりませんでした。それは、少年の頃から憧れていた練習帆船での遠洋航海です。

いやはや世の中というものは、念ずれば通ずるものです。
公益財団法人 海技教育財団という団体で、この練習船に一般公募の研修生枠があることを知りました。全国で8名の狭き門です。情熱とスキル、健康状態で選抜されるとのこと。運でもかなり左右するとも。
限られた文字数でその夢にかける情熱とこれまでのヨット乗りとしてスキルと経験を熱っぽく記しました。

何とめでたく選抜研修生に選ばれ、晴れて4月5日14:00に横浜港を出向し、5月2日にハワイ州マウイ島カフルイ港へ若い学生さんたちに混じり、還暦オヤジが遠洋航海に行けることになりました。
1ヶ月と言う長丁場ですし、もちろん仕事に穴を開けるわけにはいきません。さらに、何かあっても携帯も繋がりません。仕事の方もあらゆる出来事を想定して万全の準備と対策をし、社員の皆さんには社長のわがままを許していただいて、果たせないと諦めていた夢を叶えに行きたいと思います。






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これは世界で私共だけのシステムと自負しています。
ただ、残念ながらマンパワー上の制約で、現在新築戸建住宅を建築できるのは、
上山市、山形市、山辺町、中山町、天童市、
寒河江市、河北町、東根市、村山市、尾花沢市
までとさせていただいております。