正式には「不動産の公正競争規約」と言います。
この規約は、いわゆる町の不動産屋さんは全て加盟している全国九つの地区の不動産公正取引協議会で厳しく管理されています。
それは一般消費者が不動産広告を見たときに、誤解の生じるようなことがないように表現しましょう。という目的と各不動産屋さんたちが、フェアに広告をし合って健全に商いをしていきましょうという目的の元に作られています。いわば、業界の自浄作用的な規則です。全加盟会社はこれを遵守することが義務付けられ、違反すると罰金のような違約金を課せられるほどの厳しい業界の掟です。

その内容は、非常に細かく、広告掲載する「物件概要」の記載しなければならない項目やその表示方法、表現方法まで事細かに決められています。中にはLDK表示は何畳以上からとか、徒歩分数で表記する場合は1分80mで計算するとか、さまざまです。さらには、出稿する媒体によって、表記しなければならない項目が違ってきます。複雑でなかなか理解できないような規約なのですが、宅建協会では、年に一度必ず研修会を行って規約の徹底を図っています。

随分詳しいねぇと思われるでしょうが、実はこの私、違反広告を見つけて是正していただく立場の調査員であり、その委員会の委員長なんです。当然ながら、自社の広告も厳しく厳しくチェックしています。
とは言え、確かにうっかりミスは誰にでもあります。でもそれが是正するよう注意され、それでも同様の違反が続くとなれば、それは故意的にやっているということですから、厳重注意では済まなくなると言うものです。幸い、自浄作用が強く働いているせいか、山形県では悪質な違反が全くと言っていいほどないのが現状です。一般消費者の皆さんは安心して不動産物件の広告をご覧いただけるというわけです。

今度、新聞やチラシ、ネットなどで不動産広告をご覧になる時は、是非そんな事情もかね合わせてご覧ください。
ただ、ハウスメーカーや工務店などの住宅屋さんの広告は不動産の広告ではなく「建物」の広告ですから、建売住宅の販売広告以外は、この規約に束縛されませんので、誤解のなきよう・・・。






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私たちは、子育てファミリーを応援するため、不明瞭な建物価格を「何から何まで、すべてコミコミ」という
販売方法を開発しました。しかも、使用しなかった費用はそこからどんどん引いていく減額方式です。
これは世界で私共だけのシステムと自負しています。さらに月々家賃並のローン支払いのローコスト住宅でもあります。
ただ、残念ながらマンパワー上の制約で、現在新築戸建住宅を建築できるのは、
上山市、山形市、山辺町、中山町、天童市、
寒河江市、河北町、東根市、村山市、尾花沢市
までとさせていただいております。