体力と耐力。
体力はよく使う言葉ですが、耐力というと建築でもやっていないとなかなか耳にしない言葉です。
呼んで字の如く外力に耐えるという意味です。建築では建物に加わる地震や風圧などによる水平の力に耐えるというものです。

年を取ってくると、この両方に自信がなくなってきます。耐力は人の場合、ストレス耐性です。つまりは心の問題。エネルギッシュかどうかと言うところでしょう。

私は俗に言う「体育会あがり」です。大学の過酷な運動部出身と言う意味合いです
それが故に、これをつい最近まで過信していました。瞬発力や筋力も他の同年代よりは何倍も優れていると。
ところが、現場に行ってもヨットに行っても、跨いだはずの障害物が足に引っかかったり、階段でもつまづいたり・・・。
あげくのはてに、受身がとれず、思いっきり倒れこむような自体も・・・。

もしかして、おれも・・・と思うようになったというわけです。
それが故に、体力と耐力のあるうちに海王丸で遠洋航海に参加しようと決めました。
海王丸はご存知のとおり、汽船ではなく帆船です。風だけで航海する船です。当然、帆を操るのは実習生や研修生の人力です。つまりは体力の塊で船を動かします。
数十メートルのマストやヤードの上で自らの体を両の足と腕で支えなければなりません。まさに命がけの体力勝負というわけです。

いよいよ出港準備という昨日、僚船である日本丸でマスト昇降訓練中の学生さんの転落死亡事故があり、海王丸でも出港延期になりました。たぶん、原因の究明と対応策の構築などが問題になっているのではと思います。
若い体力バリバリの学生さんですら、こういういたましい事故の犠牲になるのかと、恐ろしさがこみ上げてきたのが正直な話です。

カフルイ港入港日は、先方のイベントにもなっているらしいので、到着日を変更せずに、延期と言うことらしいです。
一日でも二日でも延期していただけるなら、やり残している現場の仕事をこなしたいと思う仕事中毒の私の「対力」の方がむくむくと沸き起こってきたところでした。









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販売方法を開発しました。しかも、使用しなかった費用はそこからどんどん引いていく減額方式です。
これは世界で私共だけのシステムと自負しています。
ただ、残念ながらマンパワー上の制約で、現在新築戸建住宅を建築できるのは、
上山市、山形市、山辺町、中山町、天童市、
寒河江市、河北町、東根市、村山市、尾花沢市
までとさせていただいております。