何やら難しいタイトルですが、経営者が集まる会合に行くと、
病気や医者の話、そして次がこの事業承継のお話の多いこと。
会合でお会いする社長さんたちは、バリバリの現役経営者ですが、ほとんどが先輩です。
来年還暦の私などは、まだまだ鼻タレ小僧です。

先日、日本の中小企業の経営者の年齢データを見たら、65歳以上が全体の40%を占め、
一番多いのが66歳の経営者でした。また、引退年齢は67歳~70歳が一番多いと記されていました。
会社を牽引し、新しいことにチャレンジする気力や耐力にもそろそろ自信がなくなって来る
お年頃と言うことなのかもしれません。

確かに、ヨットの先輩セーラーの皆さんも、「60代の10年間が一番充実し、
どんどん他の港へクルージングしに行った。まさに黄金と幻の10年間だった」
と言われています。
この60歳から70歳、人生では通過点かもしれませんが、
色々な意味で充実し、そして転機の年代なのかもしれません。

私は、この会社の事実上初代の経営者です。商いの対象は戸建住宅の建築です。
構造耐力上重要な部分は、最低でも10年間は自ら建てた住宅を保障する義務を負っています。
その他に住宅はメンテナンスが必要ですが、そういう対応も必ず発生してきます。
現在の住宅は性能が格段に上がり、通常の環境で一般的に使用し、
そして定期的にメンテナンスをしているのであれば、50年やそこいらで朽ち果てることはありません。

そうすると、私共とお客様は長年にわたりお付き合いが続くということになります。
そのお付き合いは、私個人とのお付き合いと言うよりは、会社とお客様と言うことになります。
それを考えると、会社は永久に生き続けることが求められます。倒産や廃業はあってはならないと言うわけです。

そのためには、会社を運営し続ける適正な利益は確実に頂戴する。
そして、年老いた経営者は次の経営者にバトンを確実に渡し、会社を存続、
いや今以上に発展させることが課せられた使命
と言うわけです。それがお客様の望みでもあります。
日本の企業の99%を占める中小企業は、利益は上がっていても、
その存続をやめねばならない「廃業」を選択せざるを得ない会社も数多くあります。
その理由の代表的なのは「後継者が確保できない」です。この割合30%。

私共は、一人息子が幸いにも一緒に商いをしてくれているので、
事業承継できる可能性は、他社さんよりはあるのかもしれませんが、
彼が経営者として、適正があるのかどうかはまだまだ分かりません。
経営の世代交代には10年の時間を要するとも言われます。
そうすると今から準備を始めると、平均的な社長引退の67歳~70歳に丁度合致します。
そろそろ色々な事を考えなければならないお年頃に突入しているということです。
何しろ黄金の10年間なのですから・・・。







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私たちは、子育てファミリーを応援するため、不明瞭な建物価格を「何から何まで、すべてコミコミ」という
販売方法を開発しました。しかも、使用しなかった費用はそこからどんどん引いていく減額方式です。
これは世界で私共だけのシステムと自負しています。
ただ、残念ながらマンパワー上の制約で、現在新築戸建住宅を建築できるのは、
上山市、山形市、山辺町、中山町、天童市、
寒河江市、河北町、東根市、村山市、尾花沢市
までとさせていただいております。