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熊本の地震

昨夜、熊本で強い地震があったことへの報道で、どのテレビ局も特番を組んで放送しています。
夜が明けて、その被害状況が明らかになってきました。
加藤清正の名城、熊本城も石垣が崩れ、沢山の瓦が落ちてしまっていました。
しかし、倒壊しなかった築城技術は目を見張るものがあります。
ただ、家屋の倒壊、損壊は心配です。

すでに亡くなられた方は9名に達したとの報道もあります。東日本大震災の折には、
山形でも同じぐらいの震度を体験しました。怖かったです。

被災された熊本の皆さんには、心よりお見舞い申し上げます。


さて、今回の直下型地震ですが、震源が地下の非常に浅いところで発生したので、
ピンポイントで被害が集中したようです。
東日本大震災の時もそうでしたが、瓦屋根の住宅が被害が多いように見受けられます。
現在は瓦屋根を支えるために、構造計算し、柱や梁を太くするなどの対策が講じられていますが、
今回の倒壊家屋の映像を見ると、柱はさほど太いものが使われていないように見受けられます。
昔の建物では致し方ないのも事実です。

同じ瓦屋根で、同じぐらいの古さで、同じような柱や梁を使った住宅でも、
倒壊しなかった家と倒壊した家がある
と思います。それは隣同士と言うケースもあるでしょう。

それは、住宅の間取りや壁の多さ、筋交いの多さ、広い縁側があったとか、
住宅の一部分だけに二階が上がっていたなど、様々な要因の違いが考えられます。


日本の在来工法は地面から伝わった地震の力を基礎から柱を通じて梁に伝達し、
最上部の屋根を支える天井裏の構造(母屋や小屋束など)へ順々に伝えて揺れを起こします。
瓦屋根は屋根が重いので、荷重バランスがトップヘビーとなって、揺れ巾を増幅
します。

この揺れは、前後左右だけでなく、大きく開いた縁側など、
住宅の構造的に弱いところや中心と重心の偏心点に向かって
「ねじれ」を発生させます。

また、土台にはオス・メスで差し込まれている柱がありますが、これが金物などで
しっかり固定されていないと、揺れですっぽ抜けてしまいます。
よほどの確立でもなければ、一度抜けた柱は元のオス・メスの溝には戻りません。
つまり、柱の役目がなくなると言うわけです。

これらの相乗効果で住宅は、構造的に弱い方に向かってバランスを崩し、
最後は持ちこたえられなくなり
倒壊するというわけです。
阪神淡路大震災で、住宅の下敷きになって亡くなった方が多数おられたということを教訓として、
現在では建築基準法が改正され、壁にひびが入ろうが家が少々壊れようが、
マイホームが住人の命を奪う凶器にならないよう構造的強度を保てるよう定められています


数度の改正により、現在は震度5程度では、倒壊しない強度をクリヤしていないと、
建築をスタートするために必要な建築確認申請そのものが降りない
ようになっています。

現在の新築住宅では、数百年に一度の大地震にも耐えうる程度の強度は保たれているということになります。
ただし、計算上はです。

世の中では政府主導で「中古住宅の流通促進」が声高に言われていますが、
昭和56年6月以前に建築を開始した木造住宅は、法改正される前の住宅です。
耐震的には問題が残る建物をおおいはずです。

耐震診断を受け、耐震補強をすることをお勧めします。
それと、地震保険と地震保険の家財保険には必ず入っておくことをお勧めします。

それから、今後も余震が続くと思いますが、倒壊を免れた家屋も、
たまたまギリギリのところで倒壊を免れている建物がある
と思います。
余震が続けば、そのまま倒壊へ発展する可能性があります。
少しでもダメージが感じられる建物内で、引き続き生活するのは危険であることも付け加えなければなりません。

最後に、被災された熊本の、一日も早い復興と犠牲になられた方々のご冥福を心よりお祈りしたいと思います。





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