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出戻り

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さっそく、遠洋航海の土産話です。
実は件の遠洋航海ですが、昨日、召集命令に応集して、海王丸が待つ横浜大さん橋まで行きました。
船内に入り、船長から重要な話がある士官サロンに集められ、「実習生の転落死亡事故を受け、実習生を乗せて出港するには、所管の国土交通省を納得させるため、事故を引き起こしたマスト昇降を完全に中止しなければならない。よって、全行程帆を張らずに、エンジンだけで行く以外にないという結論に達した」というものでした。帆船なのに、帆走訓練せずに、エンジンで行くという前代未聞の決断でした。これも実習生を預かる船長の苦渋の決断だったことは察するに余りあります。

エンジンで行くならば、正直言って客船と変わりません。
わざわざ仕事をやりくりして、大きな犠牲を払ってまで、観光気分の船旅???
一緒に行く研修生9名は一人ひとり「それでも参加されますか?」という船長からの念押しに、しぶしぶ、しかたがないからこのまま行きます。という返事をしてました。しかしながら、「私は汽船に乗るために来たのではありませんので、帆走が全くないというのであれば、次の機会を待ちたいと思います。」と申し出て、船に一晩停めていただき、本日午後に戻り、業務に就いています。
帆走しないという話を聞いた時は、心臓がバクバクなるほど驚き、落胆は言葉に表せないほど大きかったのですが、熱い想いだけ海王丸に残し、涙を飲んで下船してきました。

海王丸は「帆走禁止」を条件に国土交通省から出港許可を得、本日1400に横浜港を出港し、現在は速力11.8ノットで野島崎沖を南東に向かって航行中のようです。

関係者によると衝撃的な事故であったことより、これから先数年は、一切の帆走訓練はできないだろうとも言ってました。
確かに人一人の命が失われました。しかしながら、マストへの昇降やヤード渡りは、危険はつきもので、そのために安全教育を徹底し、案全帯も必ずかけるように義務付けられています。いくら実習生とは言え、これからあらゆる危険事態、気象、海象に立ち向かわねばならない幹部船員の候補者たちです。自己責任の範疇も通常の職種よりははるかに大きいと推察されます。訓練も安全を追求していくのであれば、ずっとブリッジから出ないでするほかありません。
現在の国内に流通する安全帯は一方向だけに動けるもので、移動のたびにフックをかけ直す必要があります。縦横無尽にマストやヤードで移動する作業をカバーする安全帯はないのが現実です。それを考えると、もうこれ以上安全を考慮してのマスト作業は逆に不可能なのではないか、それを容認できない役所は、帆船訓練の中止、帆船廃止に動くことも十分予測されます。

危険を回避するために常識で考えられ得る対策を講じた上の帆船訓練は、汽船の訓練では得がたい訓練であると思います。いつの日か、帆船の帆走訓練が再開されたときに、もう一度チャレンジすることにし、今は、下船した自らの決断が正しかったと自らを納得させるためにも、ガンガン仕事をして、社員とお客様を安心させたいと考えています。
本当は一ヶ月後に気の利いた土産話ができればよかったのですが、それはまた数年先のお楽しみと言うことで!









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