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冬期間工事

雪国は冬の建築工事は大変でしょう?とよく言われます。それは正直に言うと事実です。
それでも、転校などが伴う小さなお子様がおられる子育てファミリーでは、
新学期を迎える春休み中に引越したいというご要望
も出ます。
そうするとどうしても3月入居や4月入居となります。
これに間に合わせるためには、冬の工事も避けては通れません。

一番問題なのが、基礎工事です。
生コンはセメント粉と骨材と言われる砂利や砂、そして水を加えて化学反応を起こさせ硬化させます。
その水が問題です。水はゼロ度の氷点を超えると凍結します。
生コンの中で水が凍結
してしまうと「す」が入りもろくなります。

ただ、冬は通常の生コンではなく、早強ポルトランドセンメントという
短時間で硬化するセメントを使います。
つまり、午前中に生コンを打設し、
深夜の氷点下までの間に、固められるところまで固めてしまおうというものです。
もちろん型枠に養生しての保温は欠かせません。

セメントは水との化学反応を起こしながら硬化していくとお話しました。
実は面白いことにこの化学反応を起こす際に、発熱するんです。
ですからよほどのことがなければ、山形市近辺なら冬場の基礎工事も問題なく行えます。

基礎が出来てしまえば、「建て方」と言う上棟になります。
これはクレーンを活用して住宅の骨組みを組み上げていく工程です。
大工は凍えながらの作業ですが、立ち上がってしまえば、壁面をブルーシートで囲ったり、
透湿防水シートで囲ったりすれば、雪の進入はありません。中で暖をとればそこそこ快適な作業空間になります。

また、屋根は鋼板を張る下地の防水シートを張ってしまえば、雪や雨を心配する必要はありません。
ただ、雪深いエリアでは、作業車両を駐車するスペースの除雪や木材を
置いてある資材置き場の除雪が苦労の種
です。これを総出で行うと、
そうしても本来の作業時間が短くなり、工期が長くなるのは否めないところです。

冬季に建てた建物が、性能が劣るなんて事はあり得ませんからご心配なく。
それより、カビが発生しやすい梅雨時のほうがよほど心配です。
冬場や梅雨時、私は気象予報士よろしく、あらゆる情報網を駆使して天候と気温を予測します。
来年は、本気で気象予報士にチャレンジしようかとも・・・
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